カメアシ修行シリーズ2〜音声編〜

お久しぶりです。

JOMOです。

 

入社し5ヶ月目に入りました。

同じく新入社員の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

少しづつ仕事の内容も分かってきて、慣れてきたころではないでしょうか。

 

私も最初に比べれば当然、やれることも増えてきました。

 

ロケでよく使う機材なんかもわかるようになり、自分で考えて、

「この機材を使うということは、あれも必要だな」とか

「この内容だとほとんど動かないからあれがあった方がいいかな」などと

考えながら準備ができるようになってきました。

 

また、最近ではミキサー(音声さん)をやらせていただく機会をもらっています。

まだ、一人しゃべりのような内容のロケでしかやらせていただいていないのですが、

とても勉強になっております。

 

初めて実際にミキサーを担当したときは、

なんと1日に3件の別ロケが入っていまして、初めてながら一生懸命やりました。

 

後日

編集を行っている方からお呼び出しを受けまして、

「自分が録った音見てみる?」と言われたので見に行くことに、、、

 

そこで音の波長を見てみるとなんと!!

カメラマイクとピンマイクの波長が

ほぼ同じだったのです!

 

分からない方に説明しましょう。

 

カメラマイクとは、

カメラの横につけるマイクのことで、基本的に環境音を収録する際に使用します。

当然カメラの横についているのでカメラと同じ位置にあります。

 

今回のロケでは、被写体とは、5mほど離れた位置から撮影していました。

 

そして、ピンマイクは、

聞いたことある方は多いと思いますが、

タレントやアナウンサーが胸のあたりにつけている小さいマイクのことです。

ピンマイクは、「ピン」という名の通り、一人の声を録る役割になっています。

当然、胸のあたりに付いているので、しっかりと声を収録することができます。

 

この状況では、どのマイクよりも被写体に近い位置にあります。

 

はいっ!

というわけで本題

 

カメラマイクとピンマイクの波長が

ほぼ同じだったのです!

 

この出来事の何が問題かといいますと、

ま、音の波長の詳しい話は難しいのでここでは省きますが、

カメラマイクとピンマイクの音の大きさがほぼ同じだったわけです。

つまり、

胸につけていたピンマイクが

5m離れていたカメラマイクと同じ音量しか拾えてなかったのです。

 

ピンマイクの意味なし!!!

 

これが起きてしまうと、

編集の際に音量(ゲイン)を上げなくてはいけなくなるんです。

小さい音を無理やり大きくするわけですから、音質も変わってきてしまいますし、

編集の手間にもなります。

 

案の定ちゃんとミスしたなというかんじですw

 

何が原因だったのか。

 

ミキサーという機械を操作して、

収録する音の大きさを調節したりするのが音声さんの仕事です。

「音割れ」という現象を避けることがなにより重要になっていきます。

また、ほかにも周辺の雑音などのノイズを減らすという役割もあります。

 

初めてということもあって、そこで僕はとにかく音割れは防がなくては!という

思いばかりが強くて、収録音のボリュームを絞ってしまっていたのです。

ヘッドフォンをしていたので、耳にはしっかり音が入ってくるのですが、ヘッドフォンのボリュームと収録されるボリュームとは異なるため、気づかなかったのです。

 

初仕事でやらかしちまった話でした。

 

先輩カメラマンにこの話をしたところ、

「失敗して学ぶ方が変にうまくいっちゃうよりも断然いいよ!変にうまくいっちゃうと、何年かしたときにふっとしたトラブルに対応ができなくなるからね。失敗してなんぼだよ、がんばれ!」

と言ってくれました。

 

泣けました。

 

まさにその通りだなと思いまして、慰めてもらいました。

 

反省点としては、

・事前にヘッドフォンに入るボリュームと収録される音のボリュームを確認しておく。

・チキってボリュームを抑えてたので、もっと思い切ってボリュームを上げる。

ということです。

 

もし次も同じような機会があるときは、

しっかり反省を生かしてやっていこうと思います!!!

 

今日はこの辺で!!

 

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